1週間の株式相場振り返り
今週ダウは+1.13%、日経は+4.26%となり、株式市場は先週の小休止から再び反発した。それ以上に金価格や原油価格が先週から大きく反発し、一旦底を打ったように思える。(ただしそう簡単に金の需要が戻ってくるとは思えないが、、、)
3月29日 | 4月5日 | 4月12日 | 4月19日 | 4月26日 | 1週間変化率 | |
DJIA | 14,578.54 | 14,565.25 | 14,865.06 | 14,547.51 | 14,712.55 | 1.13% |
日経 | 12,397.91 | 12,833.64 | 13,485.14 | 13,316.48 | 13,884.13 | 4.26% |
WTI | 97.60 | 92.50 | 91.29 | 88.00 | 92.78 | 5.43% |
金 | 1,596.60 | 1,581.80 | 1,478.80 | 1,405.00 | 1,462.00 | 4.06% |
$/¥ | 94.24 | 97.54 | 98.39 | 99.47 | 98.04 | -1.44% |
€/¥ | 120.81 | 126.70 | 128.91 | 129.88 | 127.73 | -1.65% |
€/$ | 1.28 | 1.30 | 1.31 | 1.31 | 1.30 | -0.21% |
米金利 | 1.85 | 1.69 | 1.72 | 1.70 | 1.66 | -0.04% |
VIX | 12.70 | 13.92 | 12.06 | 14.97 | 13.61 | -1.36% |
金曜日に米国の1Q GDP速報値が発表され、予想の+3.0%に対して実際は+2.5%となり、株式市場や為替にネガティブな反応を与えた。日本市場の引け後に米GDPが発表されたため、98円前半まで進んだ円安の影響は日経平均に織り込まれておらず、GW明けに持ち越しとなっている。
◆主要な統計値発表
・4月 米ミシガン大消費者信頼感指数確報値:76.4 (速報値 72.3、3月78.6)
・第1四半期 米GDP速報値:前期比+2.5% (予想 + 3.0%、4Q 0.4%, 3Q 3.1)
・今週 米新規失業保険申請件数:339,000 (先週 355,000)
・3月 耐久財新規受注: -5.7% (2月 4.3%)
・4月 ユーロ圏PMI(速報値)総合指数 46.5、製造業 46.5、サービス部門 46.6
(出所) ロイター
今週発表された主要な統計値も新規失業保険申請件数以外は目立ったポジティブ材料が見当たらず、株式市場がなぜこれほど強気でいられるのかが分かりかねる。
米10年債券利回りも1.66%まで低下、これは過去1年間の週末ベースでの利回り水準でみると下位33%に相当する水準であり、どちらかと言えば景気見通しはそれほど明るくないのではないかと踏んでいる。
来週は「Sell in May」に突入、今年はどんな5月となるだろうか?