oasismathの日記

趣味として楽しんでいる料理やワイン、家族がみんな大好きな音楽やダンスの話など、雑多なテーマについて書き綴るブログ。

1週間の株式相場振り返り(6月24日〜6月28日):ついに買いました、金!時代は実物資産、金へ!!

 第一商品のCMが頭のなかでリフレインしています。

https://www.dai-ichi.co.jp/movie/tvcm.asp

 米国のQE3終了に向けたプログラムが進む中資金の流れが逆回転し、時代の流れに抗うのはもはや不可能となりつつあります。金価格が一時1,200ドル/ozを割りました。

http://www.monex.com/prods/gold_chart.html 

 

今週の株式市場はダウが+0.74%、日経が+3.38%となり米株高、ドル高を背景に日経が反発を強めています。週の途中で発表された米GDP 1Qの数値が下方修正されると、米国経済がそこまで強くないだろうとの認識から、緩和縮小に対する懸念が薄らぎ、株高、ドル高、債券高と投資家にとって好ましい方向にシフトしました。

VIXも若干低下し、一時の混乱モードが落ち着きつつあります。ちなみに日経ボラ指数も35.17まで低下してきていて、40強だった高ボラ時代から抜けつつあります。

 

FRB の有力者からも、市場は緩和縮小について誤解しているとのコメントが相次ぎ、沈静化がジワジワ効いているようです。

http://jp.reuters.com/article/economicNews/idJPL3N0F33OD20130627

 

  5月31日 6月7日 6月14日 6月21日 6月28日 1週間変化率
DJIA 15,115.57 15,248.12 15,070.18 14,799.40 14,909.60 0.74%
日経 13,774.54 12,877.53 12,686.52 13,230.13 13,677.32 3.38%
WTI 91.61 95.93 97.89 92.92 95.01 2.25%
1,395.00 1,384.00 1,389.90 1,292.80 1,232.30 -4.68%
$/¥ 100.42 97.53 94.22 97.69 99.00 1.34%
€/¥ 130.43 128.92 125.75 128.14 128.91 0.60%
€/$ 1.30 1.32 1.33 1.31 1.30 -0.73%
米金利 2.16 2.16 2.13 2.51 2.48 -0.04%
VIX 16.30 15.14 17.15 18.90 16.86 -2.04%

 

今週の為替の動きは、新興国に対する悲観モードからの小さな巻き戻しと言った感じでしょうか。日本円、GBP、CHF、EURなどが下落する一方で、ZAR、BRLなどが買い戻されています。しかしなぜかAUDだけは今週も売られており、中国経済鈍化に対する悪影響が価格に織り込まれているようです。(他にも問題ある?)

 

 

1$=XX(Currency) 6月15日 6月21日 6月28日 6/15→6/21 6/21→6/28 累積
Japanese Yen (JPY) 94.215 97.825 99.190 -3.7% -1.4% -5.0%
British Pound (GBP) 0.6369 0.6482 0.6568 -1.7% -1.3% -3.0%
Swiss Franc (CHF) 0.9213 0.9344 0.9447 -1.4% -1.1% -2.5%
Australia (AUD) 1.0440 1.0848 1.0934 -3.8% -0.8% -4.5%
Euro (EUR) 0.7493 0.7623 0.7679 -1.7% -0.7% -2.4%
Indian Rupee (INR) 57.540 59.276 59.535 -2.9% -0.4% -3.4%
New Zealand (NZD) 1.2425 1.2898 1.2915 -3.7% -0.1% -3.8%
中国 Yuan (CNY) 6.1367 6.1375 6.1451 0.0% -0.1% -0.1%
香港 (HKD) 7.7631 7.7587 7.7568 0.1% 0.0% 0.1%
ロシア Rouble (RUB) 31.813 32.888 32.839 -3.3% 0.1% -3.1%
Thai Baht (THB) 30.565 31.135 31.055 -1.8% 0.3% -1.6%
Turkish Lira (TRY) 1.8566 1.9373 1.9289 -4.2% 0.4% -3.7%
Singapore (SGD) 1.2520 1.2755 1.2684 -1.8% 0.6% -1.3%
韓国 Won (KRW) 1127.5 1156.4 1143.0 -2.5% 1.2% -1.4%
Brazilian Real (BRL) 2.1390 2.2534 2.2259 -5.1% 1.2% -3.9%
南ア Rand (ZAR) 9.9700 10.2200 9.8941 -2.4% 3.3% 0.8%

(出所) Yahoo! Finance Currency Centerより作成

 

今週発表された主な統計値は、消費者信頼感指数系が改善、遅行指標ではあるもののケース・シラーが大きく改善を見せ、米国経済が引き続き改善していることを示しています。ただ最初に書いたように、GDP改定値での下方修正をきっかけに米債の急激な金利上昇に歯止めがかかり、ようやく米国市場は落ち着いて来ました。

 

残る懸念事項は中国の短期金利上昇問題。シャドーバンク潰しから一転、今週に入って中国人民銀行は十分な資金供給を行うことを強調し、安定化に躍起になってきました。

http://jp.reuters.com/article/marketsNews/idJPL3N0F431D20130628

ロイターの記事にもありますが、7日物レポ金利は20日につけた11.62%から6.16%まで低下してきており、通常レンジの3-4%よりは高い水準であるものの、とりあえず一山超えた状況と判断しています。

 

 

◆主要な統計値発表

  • 6月 ミシガン大消費者信頼感指数 84.1 (速報値 82.7)
  • 6月 CB消費者信頼感指数 81.4 (5月 74.3)
  • 6月 シカゴ地区購買部協会景気指数 51.6 (5月 58.7) 
  • 4月 ケース・シラー住宅価格指数(主要20都市, 前年比) +12.1% (3月 +10.9%)
  • 5月 米耐久財受注 +3.6% (4月 3.6%)
  • 2013年1Q 米GDP確報値(前期比) +1.8% (速報値 +2.4%)
  • 今週の米新規失業保険申請 346,000件 (先週 355,000件)

(出所) ロイターニュースより作成