oasismathの日記

趣味として楽しんでいる料理やワイン、家族がみんな大好きな音楽やダンスの話など、雑多なテーマについて書き綴るブログ。

子供の成長へのサポートって何でしょう?

子育てを語るほど子供とは全然接触していない無責任パパです。

そんな私でも、子育てについてはそれなりに考えています。今日はそんな私が考えていることの一部について話したいと思います。

 

世の中には「良い子育てとは」とか、「大人になって困らない子供への教育とは」とか、様々なハウツー話で溢れています。

まあ最低限の勉強(最低の基準は人それぞれですが)はしないといけないだろうな〜とは思いますが、それ以上のことについては見通すのがかなり難しいと思います。

というか大部分は親の成功体験や、逆に後悔している部分を子供に達成してもらいたいという気持ちで塾やスクールに通わせているようにも思います。

でもそれってかなり危険なことではないでしょうか。例えば、私が子供の頃、私の母親はソロバンが得意で、そのソロバンを使って若いころ仕事をしていたようで、その成功体験をもとに私にソロバンを習わせました。

その時はそれがベストの選択だと思ったのでしょう。でもその頃からパーソナルコンピューターが生まれ、エクセルが生まれ、様々なソフトが開発され、もはやソロバンで仕事をする人は殆どいなくなってしまいました。(先見の明がないと言えばそれまでですが、未来予測は極めて困難です。)

つまり、私が子供の頃に特に好きでもないソロバンに費やされた時間とお金は、無駄とは言わないまでも見返りはほとんどありませんでした。 

 

では逆に、今自分の周りにある考え方として、「良い中学、良い高校、良い大学に入ればエリート職につけて、生活もある程度安泰にいられるよ。」というのはどうでしょう?

私はこの流れが、子供たちが大人になる頃には破綻しかねないのではないかと考えています。なぜなら、将来子供たちが競い合わなければならない相手は、日本人だけではなく、世界中の子供たちになるだろうと想像しているからです。そのとき、日本国内の「学歴」だけでは通用しなくなるでしょう。

 

30年後の日本は、確実に高齢化社会になり、今の若者だけでは親世代を支えられなくなるでしょう。親世代にあった貯蓄、対外資産を食いつぶし、今後日本は貧しくなると思います。要は日本が衰退期に入るということです。

 

これは今現在、地方で起きていることの日本版というイメージです。この時、老人(私達)は地方(日本)に残りますが、子供達には選択肢が2つ、収益性の低い日本に留まるか、海外に出るか。(あるいは東京がグローバル都市に変貌し、移民を受け入れそこで働くか。)

 そのような世界を想像したとき、子供たちに今、何をしてあげたらいいのでしょう?


私が思うに、ある世代でアドバンテージとされたスキルは、次の世代では技術によって克服される可能性が高いです。

なので必要な要素はスキルの先にあるものです。

私は次の二つの要素、「問題解決」と「感動」が重要だと思います。

一つ目は、学級崩壊から治療法のない難病まで、世の中にはありとあらゆる解決困難な問題にあふれています。実は答えのある問題はごく一部です。そのような問題についてどうやって答えに近づいて行くのか、その解決の道筋に向けた考える力、またはそのために仲間や組織の協力を得る力が重要なのだと思います。

そんな力、どうやって子どもの頃から鍛えるんでしょう?私にはどうすれば良いかわかりませんが、何らかのことについて、それを解決させる場数を踏ませることぐらいでしょうか。


もう一つ、人間は感動するものが大好きです。スポーツ、音楽、芸術から奇跡の救出劇まで。感動は高い技術+「何か」、によって生まれると思います。

技術はある程度までは達成出来ますが、その後の「何か」は能力ギリギリの所でのチャレンジとその克服によって生まれるのではないでしょうか?

「あいつは何か持ってる」と良くいいます。もし自分の子供にそんな一面があったら、そしてその子がとてもその事について執着とも言えるほど好きなものがあったら、その事を応援してあげてもいいのではないでしょうか?


問題解決も感動も行きつく所は同じかもしれません。スキルや能力の限界に近づいたとき、それを克服するためには「強い想い」が必要になります。そんな時、いやいや積み上げてきたスキルを持つ人と好きで積み上げてきた同程度のスキルを持った人がぶつかった場合、後者が勝つ確率は高いでしょう。

そんな事もあり、私はアチコの夢を応援しています。その道で大成しないかもしれません。でも、その途中の過程で色々なことを学ぶでしょう。ただ英語をやれと言っても中々やらないでしょうが、夢のために必要なら自然とやるでしょう。「強い想い」があればある程度のことは克服出来ます。

 今はその「想い」を壊さないこと、もっと「強い想い」になれるようサポートしてあげること、そんなことを通して子供の成長の手助けを出来たらいいな、そんなことを考えています。