oasismathの日記

趣味として楽しんでいる料理やワイン、家族がみんな大好きな音楽やダンスの話など、雑多なテーマについて書き綴るブログ。

1週間の株式相場振り返り(9月23日〜9月27日):米議会、また予算を人質にゴネる

もはや花火大会のような、季節の風物詩となってきましたでしょうか?

相変わらず、米国の共和党と民主党が新年度予算の法案可決を巡ってゴタゴタしています。

大統領を含む政府関係者は、毎回さぞかしイライラしていることでしょう。こんな脅しまで出てきています:

米労働省、政府機関閉鎖なら9月雇用統計は公表延期、商務省も経済指標発表せず | マネーニュース | 経済指標 | Reuters

 

と今週のまとめブログを書いていたら、既に暫定予算については上院で可決されたようですね:

米上院、10月1日から11月15日までの暫定予算案可決 | ビジネスニュース | Reuters

 

この辺りのゴタゴタを見ていると、なんだか日本とあまり変わらないなあと思ってしまします。議会制民主主義って何なんでしょう?

 

さて、今週はこれといった大きなイベントもなく、各指数に大きな特徴は確認されませんでした。強いて言えば米国10年金利がいつの間にか2.62%まで下落、一方で予算可決に対する不透明感からかVIXが微妙に15のラインを超えてきました。

 

 

  8月30日 9月6日 9月13日 9月20日 9月27日 1週間変化率
DJIA 14,810.31 14,922.50 15,376.06 15,451.09 15,258.24 -1.25%
日経 13,388.86 13,860.81 14,404.67 14,742.42 14,760.07 0.12%
WTI 107.76 110.23 107.31 104.81 102.81 -1.91%
1,395.80 1,388.50 1,318.00 1,343.00 1,338.20 -0.36%
$/¥ 98.21 99.11 99.39 99.36 98.27 -1.10%
€/¥ 129.78 130.62 132.11 134.36 132.88 -1.10%
€/$ 1.32 1.32 1.33 1.35 1.35 0.00%
米金利 2.75 2.94 2.90 2.73 2.62 -0.11%
VIX 17.01 15.85 14.16 13.12 15.46 2.34%

 

さて、為替についてです。しばらく円安状態を維持してきた日本円ですが、ついに今週は対ドルでの上昇率トップに躍り出てしまいました。安倍首相の米国でのBUY JAPAN活動が功を奏しているのでしょうか?

安倍総理、ここ最近の首相では類を見ない外交での日本アピールを展開しており、興味深く観察しています。ついでに日本への移民とまでは言わないまでも、優秀な外国人が日本に来て仕事することへの規制が緩和されれば、再び日本は再生するのではないかという僅かな淡い希望を持っています。

 

 

 

1$=XX(Currency) 9月13日 9月20日 9月27日 9/6→9/13 9/13→9/20 累積
日本円 (JPY) 99.390 99.365 98.265 0.0% 1.1% -0.3%
British Pound (GBP) 0.6298 0.6249 0.6192 0.8% 0.9% 1.5%
Swiss Franc (CHF) 0.9300 0.9103 0.9059 2.2% 0.5% 0.8%
韓国 Won (KRW) 1086.6 1079.4 1074.7 0.7% 0.4% 0.4%
Indian Rupee (INR) 63.500 62.731 62.503 1.2% 0.4% 2.8%
中国 Yuan (CNY) 6.1194 6.1219 6.1190 0.0% 0.0% 0.0%
Euro (EUR) 0.7523 0.7395 0.7395 1.7% 0.0% 0.9%
香港 (HKD) 7.7543 7.7540 7.7544 0.0% 0.0% 0.0%
Singapore (SGD) 1.2690 1.2516 1.2560 1.4% -0.4% 0.4%
Thai Baht (THB) 31.845 31.118 31.328 2.3% -0.7% 1.2%
Australia (AUD) 1.0816 1.0639 1.0732 1.7% -0.9% 0.6%
New Zealand (NZD) 1.2294 1.1951 1.2076 2.9% -1.0% 1.7%
南ア Rand (ZAR) 9.9305 9.8923 10.0300 0.4% -1.4% 0.9%
ロシア Rouble (RUB) 32.429 31.853 32.333 1.8% -1.5% 2.6%
Brazilian Real (BRL) 2.2821 2.2169 2.2548 2.9% -1.7% 0.7%
Turkish Lira (TRY) 2.0310 1.9806 2.0303 2.5% -2.4% 1.0%

(出典) Yahoo! Finance Currency Centerより作成

 

最後に主要な経済指標です。米国は一時期の加速的な経済回復から巡航速度に入り、消費者信頼感指数はピークから落ち込んできました。ただケース・シラーは順調にプラスを維持しており、これからも雇用の改善は続いていくでしょう。

今週、ややサプライズ的な情報は、中国製造業PMIの大幅な改善です。やはり中国は、一時期の落ち込みから復活しました。裏側で不良債権などは着実に増加しているんでしょうが、足元の純粋な製造業については諸々の経済指標を総合的に判断して復活したなという判断をしています。

最後にユーロ、最悪期は脱し、現在は回復途上にあるかと思います。PMIが順調に回復していて何よりです。

 

◆主要な経済指標の発表

  • 9月 ミシガン消費者信頼感指数 77.5 (改定前 76.8)
  • 8月 米耐久財受注 +0.1% (7月 -8.1%)
  • 8月 CB消費者信頼感指数 79.7 (8月 81.8)
  • 7月 ケース・シラー米20都市圏住宅価格指数 +0.6%  (6月 +0.9%)
  • 今週の米新規失業保険申請 305,000件 (先週 310,000件)
  • 9月 中国製造業PMI(HSBC) 51.2 (8月 50.1)
  • 9月 ユーロ圏総合PMI(速報値) 52.1 (8月 51.5)

(出典) ロイターニュースより作成