oasismathの日記

趣味として楽しんでいる料理やワイン、家族がみんな大好きな音楽やダンスの話など、雑多なテーマについて書き綴るブログ。

1週間の株式相場振り返り(9月30日〜10月4日):おいおい、米国議会!!

 

まじっすか、ってなことを米国議会がやってくれました。

米議会は期限になっても予算案に合意できず、ついに米政府機関が閉鎖となりました。

米政府機関を閉鎖、与野党が暫定予算案で合意できず | Reuters

 

政府機関が閉鎖となるのは17年ぶりだそうで、まさにその日に日本の安倍首相は消費税増税を決定し、日米のリーダーシップの優劣が逆転した日となりました。

コラム:米国政治が学ぶべき「アベノミクスの教訓」 | コラム | Reuters

 

そして、毎月恒例の第1金曜日に発表される米雇用統計が、10月は政府機関の閉鎖の影響で発表が延期となりました。さらに怖ろしいことに、米国国債のデフォルトが公然と議論されるようになりました。

シナリオ:米国初のデフォルトはどう起こるか | Reuters

財務省は3日に公表した報告書で「デフォルトすれば前代未聞で壊滅的な打撃となる可能性がある」とし、「負の波及効果が世界に広がる可能性がある」と指摘した。

 

まともな判断を出来る人達であれば、当然こんなことは起きないのですが、危機や戦争はまともでない判断をしたことによって起きるものです。いい加減意地の張り合いは、世界中に迷惑がかかるのでやめてもらいたいですね〜。

 

日本は大きく下げておりますが、消費税増税の決断とそれに合わせた減税案が市場から評価されなかったようです。ついでに米議会の不安の影響による円高が、日本株価の下値圧力となっています。

 

  9月6日 9月13日 9月20日 9月27日 10月4日 1週間変化率
DJIA 14,922.50 15,376.06 15,451.09 15,258.24 15,072.58 -1.22%
日経 13,860.81 14,404.67 14,742.42 14,760.07 14,024.31 -4.98%
WTI 110.23 107.31 104.81 102.81 103.70 0.87%
1,388.50 1,318.00 1,343.00 1,338.20 1,311.20 -2.02%
$/¥ 99.11 99.39 99.36 98.27 97.47 -0.81%
€/¥ 130.62 132.11 134.36 132.88 132.14 -0.56%
€/$ 1.32 1.33 1.35 1.35 1.36 0.26%
米金利 2.94 2.90 2.73 2.62 2.65 0.03%
VIX 15.85 14.16 13.12 15.46 16.74 1.28%

 

為替の動きです。

基本的にドルが全面安です。まあ当然ですよね。

 

 

1$=XX(Currency) 9月20日 9月27日 10月4日 9/20→9/27 9/27→10/4 累積
Turkish Lira (TRY) 1.9806 2.0303 1.9873 -2.4% 2.2% -0.3%
Brazilian Real (BRL) 2.2169 2.2548 2.2101 -1.7% 2.0% 0.3%
Indian Rupee (INR) 62.731 62.503 61.379 0.4% 1.8% 2.2%
Australia (AUD) 1.0639 1.0732 1.0595 -0.9% 1.3% 0.4%
日本円 (JPY) 99.365 98.265 97.455 1.1% 0.8% 2.0%
Singapore (SGD) 1.2516 1.2560 1.2458 -0.4% 0.8% 0.5%
ロシア Rouble (RUB) 31.853 32.333 32.185 -1.5% 0.5% -1.0%
New Zealand (NZD) 1.1951 1.2076 1.2023 -1.0% 0.4% -0.6%
韓国 Won (KRW) 1079.4 1074.7 1071.6 0.4% 0.3% 0.7%
Euro (EUR) 0.7395 0.7395 0.7375 0.0% 0.3% 0.3%
南ア Rand (ZAR) 9.8923 10.0300 10.0033 -1.4% 0.3% -1.1%
Thai Baht (THB) 31.118 31.328 31.272 -0.7% 0.2% -0.5%
香港 (HKD) 7.7540 7.7544 7.7537 0.0% 0.0% 0.0%
中国 Yuan (CNY) 6.1219 6.1190 6.1196 0.0% 0.0% 0.0%
Swiss Franc (CHF) 0.9103 0.9059 0.9071 0.5% -0.1% 0.4%
British Pound (GBP) 0.6249 0.6192 0.6244 0.9% -0.8% 0.1%

(出典) Yahoo! Finance Currency Centerより作成

 

最後に経済指標です。

今週発表されるべき雇用統計がありません。

FRBは失業率がQE3縮小の判断基準となるのですが、今回はどうするんでしょうか?

ADP民間雇用者数は今月あまり良い数値とは言えませんでした。自動車販売台数もテクニカル要因とは言え、前月から比べると大幅に悪化しています。ISMも非製造業は大きく下落しました。米議会の混乱もあり、警戒する必要がありそうです。

 

中国もPMIが発表され、HSBCの数値が大きく下方修正されたのが気になります。中国国家統計局の発表は何処まで信じていいのでしょうか?

 

一方、ユーロ圏は着実に大底からの回復局面にあります。失業率も下げ止まりから徐々にではありますが回復基調になっており、今後もその傾向は続いていくでしょう。

 

◆主要な経済指標の発表

  • 9月 米ADP民間雇用者数 166,000人 (8月 159,000人, 改定前 176,000人)
  • 9月 米ISM製造業景気指数 56.2 (8月 55.7)
  • 9月 米ISM非製造業景気指数 54.4 (8月 58.6)
  • 9月 米シカゴ地区購買部協会景気指数 55.7 (8月 53.0)
  • 9月 米自動車販売台数(前年同期比) -4.2% (8月 +17.0%)
  • 今週の米新規失業保険申請 308,000件 (先週 307,000件)
  • 9月 中国製造業PMI(HSBC 改定値) 50.2  (改定前 51.2)
  • 9月 中国非製造業PMI(中国国家統計局) 55.4  (8月 53.9)
  • 9月 ユーロ圏総合PMI(改定値) 52.2 (8月 51.5)
  • 8月 ユーロ圏失業率 12.0% (7月 12.0%)

(出典) ロイターニュースより作成