oasismathの日記

趣味として楽しんでいる料理やワイン、家族がみんな大好きな音楽やダンスの話など、雑多なテーマについて書き綴るブログ。

世界を見ない日本の子供たち

やや挑発的なタイトルとなっていますが、これは私自身が思っている漫然とした不安でございます。

 

最近、我が娘アチコ界隈から見聞きする子供たちを見ていて、ふと不安になることがあります。それは(昔からそうですが)子供たちの興味がとても内向きで、日本以外のものについてほとんど何も知らないということです。

日本語で知りうる中での娯楽を楽しみ、日本語で知りうる情報をもとに色々なものを学習していく。

 

日本人として生まれたんだから、まずは日本の娯楽や文化を吸収し、継承するのは当然だと思うかもしれません。かつてはそれでも良かったんでしょう。

しかし、日本の子供たち、本当にそれでいいんですか?そのまま、日本以外のことを知らずに、外国人たちと対等に戦う術を身に付けずに、漫然と大人になっていいんですか?

 

私が思うに、かつて日本の伝統や文化を継承し、それをまた次の世代につなげていくと好循環は、ギリギリ我々親世代で終わるんじゃないかと思っています。

 

それはなぜかって?日本の人口推移を考えれば将来の怖ろしい現実が待っています。

厚生労働省資料を見て下さい:

 

http://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/hokabunya/shakaihoshou/dl/07.pdf

 

彼等の試算によれば、2013年現在の日本の人口は1億2730万人、2010年で約1億2800万人ですから、既に日本の人口減少が始まってしまいました。

 

そしてこの資料の65歳以上の高齢化率を見ると、2013年現在で全人口の25.1%(3人が1人の高齢者を支える)ですが、今から約46年後の2060年にはそれが40%(3人が2人の高齢者を支える)へと上昇し、人口は8600万人まで減少します!

 

まあ、将来高齢者となった私達も子供たちに負担にならないように努力しようとは思います。しかし現実問題として、もし今の子供たちが日本から脱出しない限り、この逃れられない私達老人を支えるのは、嫌だろうがなんだろうが今の子供たちであり、残念ながら奴隷に近い状態になるんじゃないかと心配しております。

 

この悪循環から抜け出す方法はただ一つ、地方出身の若者が都会に出てきたように、日本の若者が世界に出て、そこで活躍していくしかありません。

 

今現在、都会でいい職につくためには、都会の企業で通用するための学力が必要なわけですが、それを今の子供達に当てはめると将来は(英語なんか話せるのは当然で、さらに)世界(おそらくアメリカ)で通用するための学力や技術、スポーツや芸術の力が必要になってくるんですよ。

 

たとえばコチラの動画を見て下さい:


The Voice Kids Philippines Semi Finals "One Way Or Another" by Darren, Juan Karlos & Tonton - YouTube

 

フィリピンで行われているThe Voice Kidsという番組ですが、歌は"One Way Or Another"というOne Directionの曲です。

一人あたりGDPでは日本の1/10程度のフィリピンでも、一部のエリート(?)はこうして、世界で流行っている曲を子供の頃から歌い、世界の市場にチャレンジする技術を身につけようと頑張っています。

 

だから私は言いたいのです。「子供達、今の大人たちが教えようとしたり、これが正しいんだって言ってることなんて、あと20年もすれば全て自分を鎖につなぐための訓練でしかないんだよ!だから、もっと世界に目を向けて、自分の何が世界で通用するのかをよく考えて、それを磨いていってごらん!もちろんそれは自分が大好きなものじゃなきゃだめだよ、いやなものはずっと続けられないからね!」

 

年老いていく親たちに縛られず、伸び伸びとやりたいことをやって欲しい。そして、そのやりたいことは、常に世界のライバルたちを意識して切磋琢磨して欲しい。

 

自分の大好きで得意なものを世界のライバルたちと競っていくなんて、こんなにワクワクすることなんてないでしょ!!

 

日本の子供たち、もっと世界を見て、希望に満ち溢れた人生を歩んで下さい!!

 

※突然何でこんなことを言い始めたかって?昨日のブログのエントリーが全然うけなかった反動ですよ!!