oasismathの日記

趣味として楽しんでいる料理やワイン、家族がみんな大好きな音楽やダンスの話など、雑多なテーマについて書き綴るブログ。

X Factor UK 2015, アリーナオーディション Part 4

若い才能が突如として世に現れることもあれば、紆余曲折の道を歩みようやく巡ってきたチャンスで認められることもある。人生は不思議なものです。

 

今日は好対照な2人を紹介したいと思います。

まずは若い方から、Ché Chesterman (18) のパフォーマンス、Jessie J の"Who You Are"を歌いました。

低音が苦手なのか前半はやや平凡な歌い出しでしたが、後半からの盛り上がりが素晴らしかったです。

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高音領域から迫力が増し、そしてその後の美しいファルセットでたたみこんでくるような説得力、素晴らしいパフォーマンスでした。

 

そしてもう一人は、Anton Stephans (44)、かつてティナターナのバックシンガーなどもやっていたそうです。一人のシンガーの後ろには何千人、何万人もの無名のシンガーがいる、そんな世界でチャンスをつかむためにX Factorにやってきました。

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パフォーマンスはやや挙動不審のようにも見えますが、声や表現力は素晴らしいものを持っています。観客の大きな拍手を受けた時の反応は本当に感動的です。

そしてサイモンの「このオーディションで年齢の上限を設けていないのは、君のような人を見つけるためだ。」というコメントが憎らしいくらいカッコイイです。

 

その人にどんな過去や経歴、人種や宗教があったとしても、努力と才能、その1点のみで平等に評価するX Factor、素晴らしい精神ですし、それによって新しく評価される人々が出てくるからこそ、この番組は面白いのですね。

 

毎度のことではありますが、本日もいいものを見させていただきました。

また来週、どんなドラマが待っているのか、楽しみにしたいと思います。