oasismathの日記

趣味として楽しんでいる料理やワイン、家族がみんな大好きな音楽やダンスの話など、雑多なテーマについて書き綴るブログ。

南アルプスの仙丈ヶ岳に行って来ました!!

みなさまこんにちは。この3連休はいかがお過ごしでしょうか?

 

わたしは3連休の初日の土曜日、家族をほったらかして会社の同僚3人+私で登山に行って来ました。正確に言えば金曜の夜から夜行バスに乗って強行軍で行ってまいりました。

 

同僚と待ち合わせたのは東京・丸の内近くにある竹橋という駅、そこから登山者向けに夜行バスが出ております。向かうは南アルプスの玄関口として知られる仙流荘(長野県伊那市)、バスは夜の10:45に出発し翌朝の5:00に現地に到着します。そこから再度バスを乗り継ぎ、仙丈ケ岳の入り口である北沢峠まで向かいます。ちなみに今回行こう行こうと言い出したのは主に私ですが、夜の9:00にサラリーマンの皆様が帰宅の途につくのとは反対方向にフル装備の登山の格好をした姿でズンズン進んでいくと、もう学生でもないのになんでこんな過酷でアホみたいな事ノリノリでやってるんだろうとふと我に帰り、笑いが込み上げてきました。

 

さて、同僚と合流したら早速恐怖の夜行バスに搭乗です。みんな私語も程々に眠りにつこうとします。しかし寝れない!!それもそのはず、私と隣の同僚のシートだけリクライニングシートが倒れない!!それでも頑張って寝ようとしましたよ。飛行機とかて使うネックピローも持参し、なんとかいい体勢がないかを探しに探しました。そして見つけた最後の答えは、ネックピローをUの向きにして窓に立て掛け、そのUの間に頭をスポッと入れて寄りかかって寝るというものでした。もちろんバスが揺れればUの隙間から頭が飛び出て窓に頭をゴンとぶつけ、目が覚めてしまうの繰り返しです。

こうしてバスに乗ること6時間弱、寝たのか寝てないのかよくわからないうちについに第一目的地の仙流荘に到着しました。到着して、後輩が「いやー、結構寝れましたねー。目が覚めたらもう目的地でした!」みたいなことを言っていてイラっときましたが、自分も実は結構寝ていたんじゃないかと強制的に思い込むことにしました。

 

次に向かうは北沢峠、この仙流荘から先はマイカー規制がかかっており、専用のバスでしか行くことができません。 こちらは、登山客が朝の5時に開店する切符売り場でバスの切符を買うのを待っている風景です。5時前なのに長蛇の列でした。f:id:oasismath:20160717233135j:image

 

しばらく時間があったので朝食をとり、着替えをして準備しながら待っていると、本当は6時から出発予定のバスが臨時便を出してくれて早く出発することが出来ました。そして朝の6時過ぎに北沢峠に到着、ついに初めての南アルプスに挑みます。

 

北沢峠は既に標高2,000mもあり、山頂の仙丈ケ岳は3,033mなのでおおよそ1,000mほど登ることになります。まず、最初の登り口風景はこんな感じ、前日までの雨が上がり、時々日がさしてきてその後の好天を期待させてくれます。

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前半戦、暫くキツめの斜度の道が続きますが、遂にある地点から周りの木が無くなり、視界が一気に開けて来ます。森林限界を超えました!

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周りを見渡すとそこは雲の上、一部の方角は曇って見えませんが別の方角はまさに絶景です!!若干空気が薄い気がしましたが、絶景を見て疲れが吹き飛びます。

頑張って進んでたどり着いた最初の目的地は小仙丈ヶ岳、標高2,864mです!眼下に雲を見下ろす景色なんて、飛行機以外で初めて見ました!さすがアルプス、がんばって来た甲斐がありました!

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ここまで来れば山頂はもう直ぐ、しかしその途中も絶景なのです。

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そしてついに仙丈ヶ岳山頂に到着!やりました!!

こちらが山頂から撮った360°の風景。前半に北岳とその奥に富士山が見えます。本当に美しい風景です!

仙丈ケ岳山頂から

 

山頂で待ってましたとばかりに昼食を食べます。まあ食べるのはカップラーメンですが、山頂で食べると格別に美味しいです!お腹もいっぱいになり、景色も堪能したのでそろそろ下山しようかと思った矢先、なんと偶然にも山頂近くに雷鳥がいました!しかも子連れです!いやー、かなりラッキーでした。

らいちょう ー仙丈ケ岳山頂付近でー

 

 偶然の出会いに感謝しつつ、名残りを惜しみながら下山して行きます。名残惜しさついでに写真を撮影、直ぐ下にある山小屋近くから撮影した頂上付近のものです。

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そしてもう少し下に降りてきたところからもう1枚。上の方に見えるのが山小屋です。

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こうしてズンズンと下山していき、今回の初南アルプスの登山は終了しました。天候にも恵まれ、本当に素晴らしい初南アルプスになりました。

 

しかし、下山したと言っても家まではまだまだ全然遠いです。ちなみに下山途中から少しずつ頭痛がしてきました。これは高山病のせいなのか深夜バスのせいなのかはわかりませんが、かなり標高の低いところまで行ってもすぐには治らなかったので、おそらく寝不足のせいだと思われます。同じくリクライニングが下がらな隣の席に座っていた同僚も調子が悪くなっていて、「これって徹夜明けの頭痛と一緒だ!」と言っていたので、同じ理由だと考えられます。この頭痛に苛まれながら、再び激しく揺れるバスに乗り、少々酔いそうになりながら、かなり気分が悪い状態で午後4:30に甲府に到着。

家族に気持ちばかりのお土産の桃を買い、今度は特急列車でちゃんとリクライニングの下がる座席に座って少々寝ていくと気分も改善していき、夜7:00に我が家に到着しました。 

 

 さてさて、今回の登山を振り返ってみると、やっぱり夜行バスは無理がありましたかね。どうも我々のパーティーは少々きつめの計画を立ててしまうのですが、今回はやり過ぎたかもしれません。もういい大人なので、ある程度ゆったり目の計画で楽しんでいきたいと思います。

しかしそうなると今度のアルプスは泊まりじゃないと不可能ですねー。サイと相談しながら、またアルプスの山々を目指したいと思います。

 

それでは今日はこの辺で。

おやすみなさい。