oasismathの日記

趣味として楽しんでいる料理やワイン、家族がみんな大好きな音楽やダンスの話など、雑多なテーマについて書き綴るブログ。

1週間の株式相場振り返り(5月20日〜5月24日):今年も来ましたSell In May

今週はダウが-0.33%、日経が-3.47%となり、日本市場は木曜日に中国製造業PMIの50割れを材料に一部の投資家が売りを仕掛けたことをきっかけとして株価は大きく下落した。

木曜日の日経はは前日比1,143.28安、下落率は7.32%で歴代10位となった。今年も来ましたSell In Mayという感じだが、今のところほぼ日本だけの現象だ。

 

急落の兆候はちらほら見られていたが、しかしピンポイントでこのタイミングというのがわからないので如何ともし難い。

株式相場急落の兆候

  1. 一部の新興市場に極端なバリエーションとなった銘柄がもてはやされる(タカラバイオの実績PER233.38倍、メディネットのPBR7.89倍 (前期赤字)など)
  2. (昔からだが特に)株価指数が一部の銘柄に大きく依存してしまっている(ユニクロ高騰にゆがむ日経平均、投機温床-指数正当性に疑問:http://www.bloomberg.co.jp/news/123-MLR4MS0UQVI901.html
  3. 今まで株に手を出さなかった素人が投信を購入する(日本株投信売れすぎ 資金流入43倍 販売停止も:http://sankei.jp.msn.com/economy/news/130521/fnc13052121340012-n1.htm
  4. テレビが株式投資の特集を組む(ガイアの夜明けhttp://www.tv-tokyo.co.jp/gaia/backnumber3/preview_20130521.html

だからといって、日経平均が今回のピークをもう超えられないかどうかは分かりませんが。。。

ただ過去を思い起こすと、今回の暴落によって一部何だかわからず持て囃された新興市場系の株、そして量的緩和の期待だけで上がってきた不動産株やREITは今後厳しいのではないか、一方で順調な米国経済の恩恵を享受できる輸出関連株は引き続き良好なのではないかという2極化する動きを予想している。

 

  4月26日 5月3日 5月10日 5月17日 5月24日 1週間変化率
DJIA 14,712.55 14,973.96 15,118.49 15,354.40 15,303.10 -0.33%
日経 13,884.13 13,694.04 14,607.54 15,138.12 14,612.45 -3.47%
WTI 92.78 95.61 95.97 96.02 93.87 -2.24%
1,462.00 1,470.00 1,447.00 1,358.30 1,385.50 2.00%
$/¥ 98.04 99.03 101.62 103.17 101.34 -1.77%
€/¥ 127.73 129.87 132.03 132.39 131.09 -0.99%
€/$ 1.30 1.31 1.30 1.28 1.29 0.80%
米金利 1.66 1.75 1.90 1.95 2.01 0.06%
VIX 13.61 12.85 12.59 12.45 13.99 1.54%

 

今週発表された主な統計値では、ユーロの景気悪化の下げ止まりがジワジワと見られている。絶対水準で見れば引き続き非常に悪いが、その水準がちょっとづつきり上がっており今後についてやややポジティブな見通しを持っている。

 

◆主要な統計値発表

  • 4月 耐久財新規受注(前月比) +3.3% (3月 -5.9%)
  • 米新規失業保険申請件数 340,000件 (先週 363,000件)
  • 4月 中古住宅販売戸数 4.97 (3月 4.94)
  • 5月 ユーロ圏消費者信頼感指数 -21.9 (4月 -22.3)
  • 5月 ユーロ圏総合PMI指数 47.7 (4月 46.9)
  • 5月 中国製造業PMI(HSBC) 49.6 (4月 50.4) 

(出所) ロイターニュースより作成