oasismathの日記

趣味として楽しんでいる料理やワイン、家族がみんな大好きな音楽やダンスの話など、雑多なテーマについて書き綴るブログ。

1週間の株式相場振り返り(6月3日〜6月7日):今週も日本市場は先物主導で乱高下♪

 

今週はダウが+0.88%、日経は-6.51%となり、日経平均の3週間での下げ幅はトータルで-14.93%となった。

先週までの相場のボラの高さは今週も引き継がれたが、更にアベノミクスによって放たれた第3の矢が、日本の個人投資家に刺さるというアクシデントも重なり、日本株式市場は大混乱に陥った。

また今週は米国の重要指標が発表される1週間であり、ADP民間雇用者数が予想より悪かったことで金曜日の雇用統計が心配され、ドル買いから円買に流れが逆回転した結果、ドル円は一時95円台を付けた。

ただ、週末にはGPIFの基本ポートフォリオの見直しによる株式追加購入期待(実質は現状追認だった)、また雇用統計で予想を上回る数字が出て、株式市場は来週ようやく落ち着きを取り戻しそうな雰囲気となっている。

 

 

  5月10日 5月17日 5月24日 5月31日 6月7日 1週間変化率
DJIA 15,118.49 15,354.40 15,303.10 15,115.57 15,248.12 0.88%
日経 14,607.54 15,138.12 14,612.45 13,774.54 12,877.53 -6.51%
WTI 95.97 96.02 93.87 91.61 95.93 4.72%
1,447.00 1,358.30 1,385.50 1,395.00 1,384.00 -0.79%
$/¥ 101.62 103.17 101.34 100.42 97.53 -2.87%
€/¥ 132.03 132.39 131.09 130.43 128.92 -1.15%
€/$ 1.30 1.28 1.29 1.30 1.32 1.77%
米金利 1.90 1.95 2.01 2.16 2.16 -0.00%
VIX 12.59 12.45 13.99 16.30 15.14 -1.16%

 

今週発表された主な統計値は、米雇用関連はまずまずの数字、さらにISM製造業は悪いものの非製造業は改善、自動車販売台数もかなり好調で、内需の力強い改善が読み取れる。

一方で心配なのは中国市場、特に5月の貿易統計は輸出、輸入共に前年比0%近辺をうろうろ。中国は輸出と投資がGDPの多くを占めており、この成長が止まるとかなり危険な状態に陥る可能性がある。PMIもどちらかと言えば低下傾向のトレンドが続いており警戒が必要だ。

 

◆主要な統計値発表

  • 5月 雇用統計 非農業部門雇用者 175,000人 (4月 149,000人)
  • 5月 雇用統計 失業率 7.6% (4月 7.5%)
  • 5月 ADP民間雇用者数 135,000人 (4月 113,000人)
  • 今週の米新規失業保険申請 346,000件 (先週 357,000件)
  • 5月 ISM非製造業総合指数 53.7 (4月 53.1)
  • 5月 ISM製造業総合指数 49.0 (4月 50.7)
  • 5月 米自動車販売台数 +8.2% 
  • 5月 中国貿易統計 輸出 +1.0%、輸入-0.3% (4月 輸出+14.7%、輸入16.8%)
  • 5月 中国サービス部門PMI(HSBC) 51.2 (4月 51.1)
  • 5月 中国非製造業PMI(国家統計局)54.3 (4月 54.5)

(出所) ロイターニュースより作成