oasismathの日記

趣味として楽しんでいる料理やワイン、家族がみんな大好きな音楽やダンスの話など、雑多なテーマについて書き綴るブログ。

1週間の株式相場振り返り(9月2日〜9月6日):またしてもジブリが。。。

9月5日に宮崎駿さんが引退宣言をしましたが、それを受けて日本テレビが『紅の豚』を「金曜ロードShow!」で放送することになり、またしても魔の雇用統計ウィークとなりました。

 

「ジブリ法則」の日突然迫り投資家大慌て―日テレ「紅の豚」放映へ - Japan Real Time - WSJ

 

そして雇用統計の発表タイミングとドル円の関係がこちら。

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(出典) Yahoo! Finance

 

紅の豚ではインパクトは弱かったかもしれませんが、それでも1円ほど円高に動かしました。さすがジブリ、恐ろしや、、、ここまで当たると流石に怖いですね。

ちなみに今回の雇用統計の発表では、先月と先々月の数値も修正されましたが、もしその数値が先月出ていたら阿鼻叫喚となっていたかもしれません。

 

ただし今週1週間は、米国市場の好調な経済指標の発表を受けて株価と金利が上昇し、その結果ドル高が進みました。木曜日には一瞬1ドル100円を超えたことで、日本の株式市場は大きく反発し、金曜日大きく下げていたにも関わらず、週間ベースでは3.52%の上昇となりました。

一方、シリア情勢の不安定さから、原油価格が110ドルを突破してきております。

 

  8月9日 8月16日 8月23日 8月30日 9月6日 1週間変化率
DJIA 15,425.51 15,081.47 15,010.51 14,810.31 14,922.50 0.76%
日経 13,615.19 13,650.11 13,660.55 13,388.86 13,860.81 3.52%
WTI 104.55 107.95 105.00 107.76 110.23 2.29%
1,291.10 1,368.00 1,396.50 1,395.80 1,388.50 -0.52%
$/¥ 96.49 97.37 98.91 98.21 99.11 0.91%
€/¥ 128.70 129.80 132.36 129.78 130.62 0.64%
€/$ 1.33 1.33 1.34 1.32 1.32 -0.26%
米金利 2.58 2.83 2.82 2.75 2.94 0.19%
VIX 13.41 14.37 13.98 17.01 15.85 -1.16%

 

為替相場は一服です。今まで売り込まれていた新興国やオセアニア通貨の反発と、雇用統計発表で緩和縮小策の後退見通し見通しから全般的に買い戻されています。

 

1$=XX(Currency) 8月23日 8月30日 9月6日 8/23→8/30 8/30→9/6 累積
Brazilian Real (BRL) 2.3622 2.3870 2.2990 -1.0% 3.8% 4.0%
New Zealand (NZD) 1.2808 1.2950 1.2499 -1.1% 3.6% -1.3%
Australia (AUD) 1.1075 1.1235 1.0885 -1.4% 3.2% 0.1%
南ア Rand (ZAR) 10.1975 10.2300 10.0210 -0.3% 2.1% 0.6%
韓国 Won (KRW) 1114.0 1109.8 1090.7 0.4% 1.8% 2.2%
British Pound (GBP) 0.6421 0.6454 0.6395 -0.5% 0.9% 0.1%
Indian Rupee (INR) 63.360 65.717 65.250 -3.6% 0.7% -5.4%
Singapore (SGD) 1.2787 1.2746 1.2738 0.3% 0.1% -0.3%
香港 (HKD) 7.7556 7.7563 7.7564 0.0% 0.0% 0.0%
中国 Yuan (CNY) 6.1205 6.1203 6.1205 0.0% 0.0% -0.1%
ロシア Rouble (RUB) 33.033 33.278 33.283 -0.7% 0.0% -1.2%
Thai Baht (THB) 31.840 32.163 32.240 -1.0% -0.2% -3.0%
Euro (EUR) 0.7472 0.7567 0.7588 -1.3% -0.3% -1.1%
日本円 (JPY) 98.700 98.175 99.115 0.5% -0.9% -1.6%
Swiss Franc (CHF) 0.9213 0.9290 0.9379 -0.8% -0.9% -1.2%
Turkish Lira (TRY) 1.9938 2.0295 2.0513 -1.8% -1.1% -5.3%

(出典)Yahoo! Finance Currency Centerより作成

 

最後に経済指標の振り返り。

今週は大事な指標が並びます。

雇用統計とADPは予想よりも低く、緩和縮小見通しがやや弱まるとの意見が出ていますが、ISMや自動車販売台数はかなり好調で、全体として米国経済の好調は依然として維持されています。

ただ9月の緩和縮小は本当にやるのでしょうか?市場関係者の中の一部はそのような見通しを持っているようですが、ちょっと先走り過ぎていると感じるのは私だけでしょうか?バーナンキの発言から、素直に読み取ると早くて年末から行動すると思っているのですが。まあ私は素人なので良くかりません。

 

また、今週は8月の中国PMIが公表されました。やはり中国の状態が先月から急速に回復しております。ちょっと背景が良くわかりません。何か政策的な変更でもあったのでしょうか?iPhoneだけでそれほど大きく改善するとも思えませんし、ちょっとアンテナを広めに張って行こうと思います。

 

◆主要な経済指標の発表

  • 8月 米非農業部門雇用者数 +169,000人, 失業率7.3% (7月 104,000人←162,000人から下方修正, 7.4%)
  • 8月 米ADP民間雇用者数 +176,000人 (7月 +198,000人)
  • 8月 米ISM非製造業総合指数 58.6 (7月 56.0)
  • 8月 米ISM製造業総合指数 55.7 (7月 55.4)
  • 8月 米自動車販売台数(前年比) +17.0% (7月 +14.0%)
  • 今週の米新規失業保険申請 323,000件 (先週 332,000件)
  • 8月 中国製造業PMI(国家統計局) 51.0 (7月 50.3)
  • 8月 中国非製造業PMI(国家統計局) 53.9 (7月 54.1)
  • 8月 中国サービス部門PMI(HSBC) 52.8 (7月 51.3)
  • 8月 中国製造業PMI(HSBC) 50.1 (7月 47.7)

(出典) ロイターニュースより作成