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oasismathの日記

家族みんなが大好きな洋楽やGleeの話題、週末の日記、趣味の料理の話、ときどきミュージカルの告知など、雑多なテーマについて書き綴るブログ。

『投資と教育』 〜ちきりん氏の教育に関する問題提起から〜

日記

ちょっと遅れた反応となりましたが、先日ブロガーのちきりんさんが数理教育に関する極論を全面に押し出した問題提起をしていました。

 

内容は読んで頂ければわかると思いますので、私なりに今教育について考えていることを書き下して見たいと思います。テーマは『投資と教育』です。
 
 
教育は投資と似ています。というか人間に資金、資源、時間を投入し、将来獲得する給料、あるいは金銭では計れない幸福度を最大化することが教育の最大の意義だと思っています。
ただし通常の投資と違って、その投資のリターンが目に見えるようになるにはかなりの時間がかかりますよね。具体的には働き出してからが投資の回収期間になるでしょう。(幸福面も金銭面の良し悪しとかなり連動してるので、論点をシンプルにするため金銭のみを考えることにします。)
 
さて、教育を10年後の子供の収入最大化に向けた投資と考えた場合、私たち親は子供の学習ポートフォリオ(力を入れて勉強する科目)をどの様に考えたらよいでしょか?
 
投資の世界にはパッシブ投資とアクティブ投資の2つがあります。そして概念を教育に当てはめると、パッシブ教育とは、過去の年収の高い人達の平均的な学習方法を真似る教育法となります。周りの人が塾に通い、いい大学を目指せばそれを真似して学習し、いい成績を取る。親のレールに乗って来ただけと不満を言う人も多いかもしれませんが、感情を無視すればリスクの低い最適な学習方法です。ただしこれは日本が右肩上がりで成長することが前提です。日本が今後沈没する場合、他の多くの"頭のいい人"達と一緒に沈没していきます。
 
パッシブと対極にあるのがアクティブ教育です。こちは子供の得意不得意に合わせて重点科目に強弱をつける方法です。多くの人はここに属すると思いますが、文系理系を分けた教育なんてのは半分パッシブみたいなもので、これはスタイル投資(教育)と呼ばれます。
よりアグレッシブなアクティブ教育は一芸教育で、これはハイリスクハイリターンとなるでしょう。イチローや羽生君、きゃりーぱみゅぱみゅのような、文字通り”芸能人”を目指す学習方法となるでしょう。当たれば大きいけれど、その裏に多くの屍が存在します。
 
さて、限られた時間、限られた資金の中で私たち、そして子供達はどの様な学習ポートフォリオを構築したら良いのでしょうか?
ある人が自分の過去を振り返り、自分にとって最適な学習内容はこうであった(あれは必要・いらなかった)と述べるのは簡単で、それは過去を振り返りあの時あの株を買っておけば儲かったと言うのと同じくらい意味のないことです。重要なことは将来は不確実で、10年、20年ほどでどのスキルがどの程度需要があるかは誰にもわからないと言う事です。
そして学習する本人の適性や嗜好、やる気も重要な要素です。どれほど時間と資金を投入しても本人に適性、やる気がなければ身につきません。
 
これを前提にリスクリターンでどのレベルを狙い、何を学習し身につけていくか。
将来をある程度見通せるならアクティブ教育、将来は今と変わらないと思うならパッシブあるいはスタイル教育。そして偏差値の高い学校はパッシブ教育の典型であります。
 
私自身は理系というスタイル教育からさらにアクティブ度を強め、研究者となるような専門知識を学習しました。しかしアクティブ度を強めるほど強者どもが夢の跡。27歳で専門分野をロスカットし、現在会社員としてやっています。私が路頭に迷わずに済んだのは、専門知識より手前のやや高度な数理能力が一部の分野において必要とされたからです。
 
これから考えるに、今後の沈みゆく日本(?)において、アクティブ教育は重要だと思っています。しかし、アクティブな行動をとったときに常に意識すべきはロスカット(のタイミング)とロスカット後に残る自分自身の価値ではないでしようか?ある程度汎用性の高い教育を受けていれば、メインシナリオから外れてもそれ程不利にならない収入を確保することができます。しかし、汎用性のない1点突破の教育をを受けて挫折したとき、かなり悲惨な未来が待っているでしょう。もし事前にリスクコントロールできるのなら、その点も注意を払ったほうがいいんじゃないでしょうか?
 
ということで私の推奨ポートフォリオは、自分の嗜好をメインとした攻めの分野に50%、汎用的な教育(数学や語学、人を説得するためのロジカルな考え方など)に40%、苦手かもしれないけどそれを克服すれば可能性が広がる教育に10%というのをお勧めしたいと思います。そして攻めの分野には必ずロスカットポイントを設定すること。できれば汎用的教育と攻めの教育がに近いところにあると望ましいですけどね。
 
みなさんは今後子供達に、そして自分自身のためにどんな学習ポートフォリオを構築して行こうと思いましたか?

 

ところで最初に引用したちきりんさんの内容、ここまで殆ど関係ありませんでしたが、1点だけ言及したいと思います。
ちきりんさんは強度のアクティブ教育派なのかなと。そしてあまりロスカットについて語らない積極的煽りを展開するので、それとは真逆のパッシブ教育派の「将来何が起こるか分からないからあらゆる学問が必要」と主張する人々とぶつかるのかと。考えているリスクが違うので、議論はいつまでも平行線になりますよね〜。
 
ということで、長文失礼しました。
 
ほんじゃ〜ね!