音楽 ストリーミングサービス「AWA」(泡?)をインストールしてみた！

 

最近日本の市場で、"音楽ストリーミング"がホットな話題となっています。

6月8日に開催されたAppleのWWDC 2015において「Apple Music」が音楽ストリーミングを始めることが公表されました。日本では6月30日から利用可能になるとのことで、いままで閉ざされていたパンドラの箱が一気に開いた感じがします。

そのニュースに先回りする形で、日本ではavexとサイバーエージェントが組んだ「AWA」、そしてLINEが運営する「LINE Music」のアプリがAppleに先んじて公開され、ストリーミングバトルが一気に火柱を上げています。

音楽大好きの私としてはこの流れは大歓迎で、どんどん競争してよりよいサービスを最終顧客に提供していただきたいものです。

そんな中、今回は洋楽が充実していると評判の「AWA」をダウンロードして、iPhoneで利用してみました。「AWA」は初回の3ヶ月無料（それ以降、ライトプランは月額360円、プレミアムプランは月額1080円）ということで、試しに色々とやってみましたが、これなかなかいいです！！

まず最初に驚いたことですが、当然のことながら「AWA」が提供する全ての曲(およそ500万曲予定)が聴き放題ということです。

つまり、今までのように「この曲が聴きたいな、ダウンロードしようかな？、1曲250円だしどうしようかな？？」という迷いが一切なく、検索して見つかりさえすれば試聴とかなしに聴き放題です。そして気に入ればプレイリストとかに入れて（契約している限り）いつでもどこでも１曲丸々聴くことができます。

この「支払いとの格闘」から解放された感覚はとても新鮮です。これから想像するに、今までのようにアップルストアで曲をダウンロードするという行為が全く無くなり、PCに曲を溜め込むことが一切なくなります。さらに言えば、ツタヤからCDを借りて曲をPCに入れるという行為ももうしなくなるでしょう。例えば、ツタヤでCD4枚1000円とか「はっ？」て感じになるでしょう。CD借りていい曲あんまり無くて損した〜とか、もはや無くなります。なんせ聴き放題ですから。「世界が変わったな！」と実感しました。

一方で、聴き放題となったときに、実はもう一つ大きな問題が発生します。それは、いつでも聴ける曲の選択肢がほぼ無限に広がった結果、今度はどれを聞けばいいのかわからなくなってしまうという、ある種の逆説的なジレンマです。

例えば、アリアナ・グランデの曲を聴きたいなと思ったとします。検索すれば彼女の曲が何十曲も出てくるので一見嬉しい気がしますが、実は今度はどれを選んで聴けば良いのかわからなくなってしまうのです。もちろん、本当は全部の曲を聴いて自分の好きな曲を選べばいいのですが、正直それはとても時間のかかる作業ですし、できれば誰かに良い曲を見繕ってもらったほうが精神的にも時間的にも気楽です。

そこで重要となってくるのがDJ的な存在です。「AWA」にはそれをサポートする幾つかの要素があって、運営側が用意したプレイリストやRadio、そして各ユーザーが作成したプレイリストを公開して、それをランキング化させるというものです。

このユーザーが作ったプレイリストをランキングさせるというのが面白くて、ここで多くの人がフォローするようなプレイリストを作った人は、音楽業界に結構インパクトを及ぼすんじゃないかなんて思ったりもします。みんなのカリスマ的になった人が作ったプレイリストが多くの人に聴かれるなら、その人のプレイリストに入るか入らないかはストリーミングの再生回数に大きな影響を及ぼします。ということは、芸能人やYouTuberの「ステ◯」じゃないですけど、「どうにかプレイリストに入れてください。つきましては…。」なんてこともあるんじゃないかと想像してしまいます。（まあそこまでお金が動くようになればの話ですけどね。）

ということで、私もプレイリストを作ってみました。ユーザー名は当然"oasismath"です。もしAWAをインストールした暁には、ぜひoasismathでサーチしてFavoritesボタンを押してください！！

 

 まあ、３ヶ月後にはフリーの期間が終わるので、そのころは解約しているかもしれませんが。。。

とにもかくにも、「音楽の新しい時代がやってきた」というのを実感した日です。音楽好きの方は是非音楽ストリーミングを体験してみてください。世界が一変すること間違いありません！！