oasismathの日記

趣味として楽しんでいる料理やワイン、家族がみんな大好きな音楽やダンスの話など、雑多なテーマについて書き綴るブログ。

ここ最近の私の3大関心事の1つ、AKBは何故ハモらないのか?

このところ、私の心を掴んで離さない3つの大きな関心事があります。それは…

  • ブラックホールの内側はどうなっているのか?
  • 消費税増税は、日本の経済活動に悪影響を及ぼすのか?
  • AKBは何故ハモらないのか?

この内、上の2つの疑問についてはそう簡単に答えられそうにもないので、最後の関心事、「AKBは何故ハモらないのか?」について考えたいと思います。

 

皆さん既にご承知だと思いますが、海外のグループアーティスト、あるいはgleeなどを見れば明らかなように、歌う人が複数存在すれば必ずハモります。

ハモったほうが圧倒的に綺麗になるし、歌に深みが出てきます。

それなのに、なぜAKBは48人(?)もいるのにハモらないのでしょうか?

 

最初、私はAKBは歌が下手くそだからハモれないだろうと短絡的に思いました。

(そう、ス◯ップが…、おっとこれ以上言うとジャニ◯タの皆様に命を狙われかねないので、これ以上は…。)

 

でも、彼女たちはスターになりたくて、歌手を目指してやってきた人たちです。少々お馬鹿なところはあるかもしれませんが、努力は人N倍しています。現にダンスは素人ではそう簡単に真似できないじゃないですか。

 

それなのに何故、ちょっと努力をすればできるハモりを彼女たちはやらないのでしょうか?

そこにはきっと秋元康さんの戦略があるはずです。

 

仮説1:カラオケで歌いやすいようにハモりは入れない。

確かに素人がカラオケで歌をうたう場合、ハモりがあると歌いにくくなるでしょう。それによるCDの購買数の低下を懸念した戦略なのかもしれません。

しかし、よく考えてみて下さい。

AKBのCDの購買層は、あのAKB総選挙でTOPを誰にするかを決めるために血眼になってCDを大人買いしているファンの方々です。

どう考えたって友達とカラオケに行ってAKBの歌を歌う人たちではありません。

 

仮説2:歌以外の芸能活動を優先させているため、練習する暇がない。

確かに彼女たちの活動範囲は広範でバラエティーにグラビアに、諸々のテレビ出演から雑誌の取材に答えるまで活動は多岐にわたります。

しかしそれはそれとして、本業が歌手ならばどんなことがあったって最高のパフォーマンスを出すために労力は厭わないでしょう。

 

こうして考えると、本質的な理由は歌っている彼女たちにあるのではなく、秋元康さん本人が意図的にやっているはずです。

 

仮説3:日本のアイドルは敢えて歌を下手にするべき。

皆様お忘れかもしれませんが、秋元康さんは美空ひばりの「川の流れのように」の作詞をした人です。日本の音楽史に残る名作に名を連ねる1人です。

そんな彼が本気を出せば、超一級の歌手と作曲家、そして彼自身の作詞でもう一度不朽の名作を作ることだって夢ではないでしょう。でもそれを彼はしない。なぜでしょう?

そこには緻密な戦略が彼にあるのだと思います。

そのヒントは、秋元康さんと田原総一朗さんの対談の中にありました。

秋元康さんに聞いてわかった「AKB48の戦略」に隠されたすごいノウハウ | 田原総一朗 公式ブログ

この対談の中で、秋元康さんはこう言っています:

秋元さんはAKB48を「高校野球」と表現していた。

プロのようなテクニックはないが、平凡なゴロでも全力疾走し、ヘッドスライディングする。

ファンは、そんなメンバーたちを温かく見守り、熱い声援を送るスタンドの観客なのだ。

AKBメンバーとAKBファン、こんな不思議な集団を僕は見たことがなかった。

熱かった。

秋元さんは、この熱さこそを実感させたかったに違いない。

そう、答えはこの中にあるのです。

AKBはまさに音楽界における甲子園なんです。彼は冷徹に日本人の本質(プロの究極の技術よりもアマチュアの熱血を好む日本人の性質)を見抜き、AKBという音楽界における甲子園とほぼ同等の市場を創りだしたのです。

 

なんという怖ろしい人なんでしょう。

この目的を達成するためには、AKBは上手くなってはいけないんです。

そして、毎年甲子園に出てくる選手が変わるように、AKBのメンバーも変わり続けなければいけないんです。常にアマチュアでなければならないのです。

 

アマチュアがハモりだしたらそれはプロに一歩近づいてしまうのです。そんなことをしたら音楽界の甲子園が消滅してしまうのです。

 

だからAKBはハモらないのです。まあちょっとぐらいハモることはあるかもしれませんが、本格的にハモってはいけないのです。

 

なるほど、秋元康さんはやはり超一級のプロデューサーです。

日本人の素人好みでナイーブなキャラクターを他の誰よりも感じ取り、まさにその人達が欲する商品ど真ん中を提供してしまうとは。

 

いやはや、恐れいりました。

 

ところで皆さんの3大関心事は何ですか?